概要
チンパンジーの社会や行動は地域により様々だが、なかでもボッソウは「例外」だらけ。この多様性は、かれらの社会や行動が学習によることを示している。これは「文化の誕生」と呼べるだろうか。自ら新たに切り開いたフィールドにおける30年の研究を振り返り、今後の課題を展望する。
目次
第一章 ボッソウへ
1.ボッソウを見つける:調査地の選定
2.ボッソウに住み着く
3.ギニアのチンパンジーとは:その位置づけ
4.ボッソウの自然的位置
5.生息地の状況
第二章 ボッソウのチンパンジー
1.群れの略歴
2.住民登録簿
3.消えてゆく雄たち
4.雌とその子どもたち
第三章 チンパンジーの生涯:ボッソウの場合
1.赤ん坊の成長と死
2.子どもから若者期へ
3.雌の成熟
4.若者の消失
5.成熟から老化へ
6.人口動態
7.人口動態を他地域や近縁種と比較する
第四章 社会行動と社会構造
1.繁殖集団の成り立ち
2.随時形成集団としてのパーティ
3.おとなたちの社会関係
4.チンパンジーは父系社会なのか
第五章 環境と生活様式
1.何でも食べる果実食主義者
2.慣れない肉食
3.昆虫食
4.半地上半樹上生活
5.近隣個体群との関係
第六章 道具使用
1.道具使用行動の原型
2.単純な道具使用
3.複雑で高度な道具使用
第七章 文化の誕生と知能の発達
1.行動様式の伝播
2.複合道具使用
3.利き手の発達
4.文化の発生
第八章 野生動物との共存
1.チンパンジーの変化と村の変化
2.開発と環境保全
3.研究搾取へのお返し
4.ボッソウのチンパンジーと村の将来
あとがき
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