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窓あるいは鏡

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著者/訳者名

水島久光・西兼志著

出版社 慶応義塾大学出版会
発行年月日 2008年12月20日
ISBNコード 9784766415667
定価 ¥3,300(税込)

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概要

テレビは社会や世界に向かって開かれた「窓」(パレオTV)なのか。それとも、世界への眼差しを喪失し、もっぱらそれを観る者自身のみを映し出す「鏡」(ネオTV)に過ぎないのか。本書では、ウンベルト・エーコが提唱し、ドミニク・メールが発展させた「パレオTV/ネオTV論」を基軸に、ドキュメンタリー、ドラマ、スポーツ、バラエティ番組などの変容を分析。私たちの日常生活に深く浸透し、その認識枠組みを構築するテレビの変容と、メディア的日常を生き、主体性を喪失しつつある私たちの社会の閉塞状況との密接な繋がりを批判的に検証する。ウンベルト・エーコによるメディア論の重要論文「TV: 失われた透明性」を書籍初収録。

目次

はじめに――なぜ「テレビ」を研究するのか、なぜ「日常」を問題とするのか

第1部 コミュニケーション・システムとしてのテレビ――その理論的射程
    テレビとは何だったのか――テレビの批判的研究の枠組を問い直す  水島久光 
    日常生活空間とテレビを媒介する理論  水島久光+西兼志

第2部 ジャンルの彼岸へ――語られざるコミュニケーションの階梯
    バラエティと空間の地層――解放の笑い/笑いの解放  水島久光
    ヒロシマ――ネオTV時代のドキュメンタリー  西兼志
    ドラマの「真実」――タレント・ドラマからコンテンツ・ドラマ  西兼志
    日本のテレビの「世界」――世界系の番組から見たパレオTV/ネオTV  西兼志 
    テレビ=サッカー――テレビ・コミュニケーションの〈基層〉  西兼志
    「意味」への背走/「失敗」の系譜――ドキュメンタリー、ドラマ、スポーツを貫く記号の攻防  水島久光

第3部 テレビの再生――ネオTV的日常批判
    人称化をめぐって――指標化とネオTV化のベクトルの交わるところ  西兼志
    窓であり、鏡でもある――テレビの再生のための断章  水島久光

    あとがき
    註
    参考文献
    テレビ番組一覧

    附 ウンベルト・エーコ「TV: 失われた透明性」(西兼志 訳)
    訳者解題  西兼志

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