書籍・雑誌

皆様の研究・教育活動を支えます ー お取り扱いサービス

書籍・雑誌

「徳」の教育論

No Image
著者/訳者名

加藤尚武・草原克豪 編著

出版社 芙蓉書房出版
発行年月日 2009年01月21日
ISBNコード 9784829504451
定価 ¥1,650(税込)

カートへ

概要

順法精神だけ教えればそれでよいのか?
今の道徳教育には何が欠けているのか
学校は万能ではない!
道徳の形成における学校と地域社会の役割は?
道徳はどこまで教えられるのか?
どうすれば道徳は身に付くのか?
公共性の意識がなぜ低いのか?
行政は何をすべきか

9人の研究者、教育行政担当者、学校教育がさまざまな立場から道徳教育の現状と問題点、今後の課題を提言する!

目次

第1章 学力と徳性はどのような関係にあるか
              京都大学名誉教授 加藤 尚武
1.学校の道徳教育をもっと強化するには
2.恥の文化・家族主義が崩壊した
3.努力すれば報われると信じることができるか
4.気力と想像力を奪われている若者
5.大学受験教育が想像力を低下させる
6.イノベーションには創造性が不可欠
7.今すべき課題は何か

第2章 道徳はどこまで教えられるか
           芝浦工業大学工学部教授 小出 泰士
1.順法精神だけ教えればよいのか
2.「他人に危害・迷惑・不快を与えないこと」が基本
3.自分自身や次世代などへの危害についてどう考えるか
4.どのような方法で道徳が身につくのか

第3章 今の道徳教育に欠けているもの
       横浜市立大学国際総合化学部准教授 村松 聡
1.自分を愛し、尊重すること
2.理性的に考えること
3.ユウダイモニズム(幸福主義)に学ぶ

第4章 自分を大切にするとはどういうことか
        東京大学大学院医学系研究家講師 児玉 聡
         日本学術振興会特別研究員PD 島内 明文
1.自尊心(セルフ・リスペクト)と自愛の思慮(プルーデンス)
2.「自分を大切にする」から「他人を大切にする」へ
3.「相互性の論理」から「献身の論理」へ

第5章 公共道徳を育てるのは誰か
          神奈川大学外国語学部教授 井坂 青司
1.日本の家族はなぜ公共性の意識を欠くのか
2.家庭における父親と母親の役割
3.公共道徳の形成における学校と地域社会の役割

第6章 道徳教育を行う体制が弱すぎる
         文部科学省国立大学政策専門官 桐生 崇
1.教員志望者への道徳教育のトレーニングは今のままで大丈夫か
2.学校には教員の指導力を組織的に蓄積する体制がない
3.道徳教育を可能にするために行政は何をすべきか

第7章 学校は万能ではない
         文部科学省大学改革推進室長 今泉 柔剛
1.価値観の相反から生ずるタブーやジレンマ
2.学校教育にはアドバンテージがあるが万能ではない
3.特別な配慮を要する子どもへの支援体制が必要

第8章 公民科「論理」はなぜ面白くないのか
          埼玉県立大官高等学校教論 井上 兼生
1.詰め込み学習だから興味が沸かない
2.身近な問からテーマを掘り下げる
3.大学入試を変えなければならない
4.学力観の世界的潮流から取り残されないために

第9章 日本の教育の課題と「道徳」
               拓殖大学副学長 草原 克豪
1.「知識偏重」が最大の問題点
2.受験勉強のプラスとマイナス
3.学力低下? 思考力こそが問題だ
4.能力を引き出す教育を
5.何のために勉強するのか―――――――生きがいを求めて

検索結果一覧に戻る

  • G_navi_06
  • お取り扱いサービス
  • G_navi_08
  • G_navi_09
  • G_navi_10
  • G_navi_11